シロアリ駆除・住まいの害虫防除 阪神ターマイトラボ (兵庫県西宮市)
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シロアリ防除薬剤は、危険で恐ろしいといったイメージがあります。
確かに安全でない薬剤もありますし、安全性の高い薬剤もあります。
特にシロアリ防除薬剤は、高濃度殺虫剤を大量散布するケースが殆どなため、特に安全性について配慮すべきです。
ここで注意しなければならないのは、
安全性の高い薬剤はありますが、『安全な薬剤はない』ということであり、これを間違えて認識してはいけません。
全ての物質は、大なり小なり毒性を有しており、その毒性を安全と危険の二分化することはナンセンスなのです。
たとえ天然物であっても、曝露量により毒にもなるため注意が必要です。

また、薬剤の安全性は不変ではなく、時代経過によって安全性が変わった事例も多く存在します。
その多くは安全性評価が変更になったことによる場合が多く、安全性評価が変ることで薬剤の安全性が変わるケースがあります。
過去に安全性が高いと言われていた薬剤が、後に安全性から使用禁止になった薬剤もあります。
薬剤につきましては、有効成分と製剤の知識が必要です。
以下に、有効成分の系統別に分類してみましたのでご参考下さい。
◇有効成分別分類
◆ 有機塩素系
昭和50年代全盛をふるっていたのが有機塩素系殺虫剤のクロルデンです。
殺虫力の高さから多く使用されていましたが、1986年に分解されにくく、蓄積性が高いことから、第1種特定化学物質に指定され、使用禁止となりました。
◆ 有機リン系
クロルデンが禁止されたあとシロアリ防除剤として有機リン剤が使用されました。中でも殺虫力が強力なクロルピリホスがよく用いられていました。
有機リン剤は一般的に強い殺虫力を有していますが、揮散性が高い(ガス化しやすい)、分解しやすいことから、シロアリ防除剤として多量に散布する必要があったため、各地で健康被害の問題が起こりました。
高い殺虫力(少ない有効成分投下量)、分解しやすいことから、農薬としてはリスクの低い殺虫剤ですが、シロアリ防除分野では撒き過ぎであったことが否めなかったようです。
その後、シックハウス症候群や化学物質過敏症の問題から、2000年に社団法人日本しろあり対策協会がクロルピリホスを含む薬剤の自主規制を始め、2003年に建築基準法の改正によって使用禁止となりました。
◆ 合成ピレスロイド系
クロルピリホスで発生した健康被害の問題から、安全性の高い薬剤へ移行する動きが出てきた際使用された薬剤が合成ピレスロイド系薬剤です。現在も使用されています。
合成ピレスロイド系化合物は神経伝達阻害剤で、神経細胞膜にあるナトリウムチャネルを開きっぱなしにして、ナトリウムを流入させることによって、神経細胞を常に興奮状態にさせて死に至らしめる薬剤です。
合成ピレスロイドとはピレトリン(天然除虫菊から抽出された殺虫成分)に似せて化学合成した物を合成ピレスロイドといいます。
天然物であるピレトリンは光や熱、湿度で分解されやすいのですが、合成ピレスロイド系化合物は分解されにくくなっています。
また、殺虫活性を増強させたものが多いため、散布量を減らすことができます。
化学構造上温血動物の体内で分解されやすい特徴を有していますので、殺虫剤として広く用いられています。
シロアリ防除剤としては、合成ピレスロイド剤の中でも残効性の長い成分が用いられています。
クロルピリホスに比べて、成分の投下量が1/5〜1/10程度に抑えられています。
薬剤の特徴として忌避性という昆虫が嫌がって近寄らない性質を有しています。
そのため技術的に劣る施工業者でシロアリが再発する現象がおこっています。
合成ピレスロイド様と呼ばれ安全性をPRする薬剤もありますが、効果の発現が同じであるため、化学専門家の間では非アセチル化合成ピレスロイドと呼ばれており、同じ系統の化合物として認識されています。
合成ピレスロイド系薬剤の中には、S−421という共力剤を有効成分の何〜何十倍含む製剤もあります。
合成ピレスロイド系化合物は、海外を中心に脳神経に対する試験や環境ホルモンに関する試験が行われ、安全性が再調査されています。
◆ ネオニコチノイド系
タバコに含まれるニコチンの殺虫効果を生かし、安全性を高める研究を行ってできた殺虫剤がネオニコチノイド系化合物です。
ネオニコチノイド系化合物は神経伝達阻害剤で、昆虫のシナプス後膜のニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)に結合して神経を興奮させ続けることにより死に至らしめる薬剤です。
ネオニコチノイド系化合物は、農薬分野において殺虫剤として使用されています。
比較的安全性が高く、少ない薬量で長期間効果があることから箱処理剤(苗床段階で処理する薬剤)を中心に製品化されています。
この残効性が長く、薬量が少なくて済む特徴を生かしてシロアリ防除剤となっています。
一般的に水溶解度が高く(水に溶けやすい)ので、地下水汚染が考えられますが、土壌吸着しやすいので、水溶解度の高さほど地下水汚染の可能性は少なくなっています。
しかし、処理した土壌が流出しないように注意が必要です。
成分の投下量は合成ピレスロイド剤と同等または1/2程度と環境負荷の小さい薬剤となっています。
薬剤の特徴としては、昆虫が嫌がる性質(忌避性)はあまり強くありません。
速効性もないため、散布直後にシロアリが死なないため、多量に散布しがちな面があります。
製剤の中には、有機溶剤を含まない顆粒水和剤や、効力を高め安全性を向上させたマイクロカプセル剤もあります。
◆ その他の化学合成系
シロアリ防除剤としてフェニルピラゾール系のフィプロニルとフェニルピロール系のクロルフェナピルが使用されています。
フェニルピラゾール系のフィプロニルは神経伝達阻害剤で、神経細胞にあるGABAレセプターに結合し、塩素イオンが入るのを防ぐことにより、神経の興奮の抑制きかなくなり死に至らしめる薬剤です。
素晴らしい殺虫効力を有していますが、吸入毒性が高いので施工の際には、十分注意が必要です。
フェニルピロール系のクロルフェナピルはエネルギー代謝阻害剤で、ミトコンドリアの酸化的リン酸化の共役阻害によって呼吸を阻害します。
殺虫力が強い薬剤ですが、成分の毒性は劇物に該当しますので注意が必要です。
◆ 天然物系
シロアリ防除剤として用いられている天然物はいろいろありますが、その効力が公益社団法人日本しろあり対策協会が認定している薬剤はファーストガード(ヤシ油抽出物等)や天然ピレトリンMC(除虫菊抽出物マイクロカプセル剤)、ターマイトサンド(シリカ/ヒバ油の粒剤)の3種類です。
これら薬剤については認定を受ける際、安全性データを提出し検討されたものであるため、ある程度信頼してもよいと考えられます。
その他の天然物については、安全性を客観的に評価する必要があります。
もちろん安全性の高いものもありますが、中には怖いものもあります。
毒性は合成化学物質よりも天然物のほうが危険だったりするので、十分注意が必要です。
ちなみに防虫効果の高い天然物のフィトンチッドは、私がある一定量吸い込むととアレルギー症状(粘膜への影響および湿疹)が発症します。
◆ 無機物系
シロアリ防除剤として用いられている無機物はいろいろあります。
中でもシロアリ防除業者が使える表面処理用薬剤として、その効力が公益財団法人文化財虫害研究所認定のペネザーブ(ホウ素系化合物)や公益社団法人日本木材協会認定のアイビターン(塩化カルシウム+ヒバ油)があります。
これら薬剤については、認定を受ける際、安全性データを提出し検討されたものであるため、ある程度信頼してもよいと考えられます。
その他の天然物については、シロアリの効果判定について見極める必要があると思います。
自社の試験では、防蟻効果を宣伝している炭系塗料で十分な効果が得られないという結果も出ています。
パンフレットのデータを鵜呑みにせず、本当に効果があるのかどうか評判などを調べることをお薦めします。


シロアリ薬剤は有効成分にいろいろなものを混ぜて使い易い形態になっており、これを製剤剤型と呼びます。
製剤剤型により、有効成分の持つ特徴が生かされたり、生かされなかったりします。
以下に、製剤剤型の系統別に分類してみましたので、参考にして下さい。
◇製剤剤型別分類
◆ 油剤
有効成分を有機溶剤に溶かした製剤剤型で、一般的には、薄めずそのまま使用します。
有機溶剤が多量に含まれていますので、家屋内の材料を溶かしたりするので注意が必要です。
使用されている有機溶剤は、厚生労働省の室内空気汚染に係わるガイドラインの原因物質となりかねませんので注意が必要です。
これらの理由から近年では殆ど使われなくなっています。
◆ 乳剤
有効成分を有機溶剤に溶かし、界面活性剤を加えた製剤剤型です。一般的には、水で薄めて使用します。
有効成分の毒性に有機溶剤の毒性を足した毒性となるため、一般的に毒性が高くなります。
希釈後の毒性は低くなりますが、処理の仕方や処理量によって曝露する量が大きくなる傾向にあるため、減少傾向にあります。
◆ フロアブル剤(SC剤・FL剤)
微粉末状の有効成分を水に分散させた製剤剤型です。
微粉末を水と馴染ませるために界面活性剤を用いたり、凍結を防止するための水溶性溶剤を配合させています。一般的には、水で薄めて使用します。
ベースには有機溶剤ではなく水を使用していますので、同じ有効成分を用いた乳剤に比べ毒性は低くなります。
また、有機溶剤を使っていないので、厚生労働省の室内空気汚染には影響が少なくなり、臭いも殆どなくなります。
製剤中や希釈後に有効成分が沈降し易いため、処理ムラが出やすいので注意が必要です。
◆ マイクロカプセル剤(MC剤)
有効成分を極めて微小なカプセルで包み、水に分散させた製剤剤型です。
フロアブル剤と同様に界面活性剤や水溶性溶剤を配合させています。一般的には、水で薄めて使用します。
昆虫の口腔内で潰れるカプセルで、温血動物では壊れません。
そのため、安全性を確保しながら、効果を発揮させる製剤剤型であるため、毒性の比較的高い有効成分であっても使用可能なのが特徴です。
今後主流となる製剤剤型です。
◆ 顆粒水和剤(WDG剤・DF剤)
有効成分に増量剤や補助剤を加えて、均一に混合し粒状に仕上げた製剤剤型です。
増量剤には水に溶けるものや溶けないものなどがあります。
補助剤としては、粒状にするための結合剤などが使われています。一般的には、水で薄めて使用します。
有機溶剤を使わない製剤であるため、厚生労働省に室内空気汚染に影響はありません。
製剤もコンパクト化されるのが特徴です。
安全性は有効成分の毒性に左右されるため、安全性の高い有効成分がお薦めとなります。
◆ 粒剤
有効成分に増量剤や補助剤を加えて、均一に混合し粒状に仕上げた製剤剤型です。
一部で処理後水をかける場合もありますが、一般的にはそのまま散粒する場合が多いようです。
水をかけない製剤では、有効成分が粒内に保持されるため、井戸などに流入の危険性のある場合などに用いられます。
◆ その他
シロアリの生息場所へ吹き込み駆除に使用する粉剤や、ベイト剤のように被害部へ貼り付け食べさせる含浸剤などが駆除用に使用されています。
井戸周辺の処理については、地下へ流出しない粒剤以外にも、練って固めるタイプの製剤やシートに薬剤を含浸させた剤型などがあります。


当社ではパンプレットのデータを鵜呑みにせず、自社で独自の試験を行い薬剤の特性を調べています。
薬剤の効果を最大限に発揮させながら、安全性を確保する施工技術の研究を行っています。

薬剤の大量散布はシロアリの駆除を容易にするかもしれませんが、同時に居住者への薬剤曝露リスクを増加させ、環境に負荷を与えます。
安全と環境に配慮し、必要最小限の薬剤量でシロアリ駆除すべきではないでしょうか。



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