シロアリ駆除・住まいの害虫防除 阪神ターマイトラボ (兵庫県西宮市)
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ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus (Kolbe))は、北海道北東部と高地を除く地域で、概ね日本各地で一般的に見られるシロアリです。
家屋内でのコロニー(巣系集団)内生息数は比較的少なく、一般的には数千〜数万頭の個体が生息しているものとされています。
但し、空き家や被害を長期間放置した家屋では、コロニーが拡大して甚大な被害を与える場合があるため注意が必要です。
屋外で生息するヤマトシロアリのコロニーは、数千頭のものあれば100万頭以上に達する場合もあるとされています。

1.ヤマトシロアリの特徴
ヤマトシロアリは、集団生活を営んでいますが、家屋内で見られるコロニーの場合、イエシロアリのような大きなコロニーをつくって生活するのではありません。
比較的小集団でコロニーを形成し、場合によっては家屋内で複数のコロニーを形成します。
これらコロニーは、個々で存在する場合もあれば、コロニー同士が統合される場合もあります。
これらの生態から活動範囲も色々で、数十cm四方で生息するコロニーもいれば、数m四方で生息するコロニーもあります。
このコロニーの大きさについて、法則性はありません。
ヤマトシロアリの羽アリ(有翅虫)は、原則として1年のうち特定の季節に発生します。

ヤマトシロアリは小集団でも活動できます。
シロアリがいれば必ず羽アリが出ると限りません。
阪神間では羽アリが、4月中旬〜5月中旬の雨上がりの蒸し暑い正午前後にかけて飛び出す場合が多いようです。
ヤマトシロアリのコロニーがあれば、必ず羽アリが出るとは限りません。
コロニーの成熟度や生息部の環境によって、異なります。
これら羽アリの発生する時期は、概ね気温に左右されるため、山間部など気温の低い場所ではやや遅くなる傾向となり、室温の高い建物などでは早くなる傾向があります。
但し、季節を間違えて羽アリが出るコロニーも稀にあります。
ヤマトシロアリは光を嫌う性質があるとされていますが、羽アリはその逆で光に集まる性質(正の走光性)があります。
そのため羽アリは正の走行性によって夕方〜夜間にかけて電灯に集まる場合もありますが、翅を切り落としたあと、光を嫌う性質(負の走光性)となります。
羽アリは地面に降りたあと翅を切り落として、雄雌のカップルを探します。
上手くカップルが見つかった場合、切株や木材の隙間などに潜り込んで新しいコロニーを作り始めます。
最近の研究では雌だけで産卵したり雌同士でコロニーを創生し、単為生殖することが確認されています。
創始の女王は比較的短命で、コロニーから見つかる女王のうち創始女王が見つかるケースは稀です。
創始女王が死亡すると、王は補充女王と交配することによりコロニーを継続します。
補充女王が複数となった場合には産卵数が一気に増加し、コロニー内のシロアリの数が増え、大きな被害となりますので注意が必要です。

2.ヤマトシロアリの被害
建築物では土台や床組材、畳などに被害を及ぼす場合が多くなっています。
比較的小集団で活動するヤマトシロアリの特徴とも言えるもので、一般的は被害は小さいものです。
しかしコロニーが統合することによって大きくなった場合、柱、間柱、筋違などを食害しながら、天井の小屋組材にまで被害を及ぼすことがあります。
ヤマトシロアリは一般的に湿気の高い場所を好み、水を運ぶことができないとされています。
しかし、ヤマトシロアリも水を運ぶとされているイエシロアリと同じ唾液腺と唾液嚢を有しています。
ヤマトシロアリの被害は大小あり、コロニーの大きさによります。
蟻道の先端が濡れているのは、ヤマトシロアリが水を運ぶ証拠です。
水を運ぶ方法として、これら唾液腺と唾液嚢が適切なのかどうか不明ですが、実際にヤマトシロアリが構築中の蟻道の先端は濡れていることが多くなっています。
この現象から見ても、ヤマトシロアリにも水を運ぶ能力はあると考えています。
シロアリは湿気の高い木を好むとされていますが、研究機関での試験結果では、中程度の含水率の木材を好み、高い含水率の木材は気乾状態の木材よりも好まれない傾向が観察されています。
ヤマトシロアリは乾燥に弱いことは事実ですが、乾燥状態であればシロアリは侵入しないというのは事実に反しているため注意が必要です。
ヤマトシロアリは、健全な庭では普通に見ることのでき、土の中でも木の中でも生息できる昆虫です。
シロアリは表皮に硬い甲羅を有するのではなく、薄い皮膚で覆われているため、体表面から水分が蒸発しやすい状態にあります。
そのため、ある程度の湿度のある環境が必要です。
土の中では、土の中の水分を利用して生活していますが、木の中では乾燥から身を守るため、泥被や泥線と呼ばれる覆土で木の隙間を覆いこみ、乾燥から身を守ると同時に外敵から身を守ります。
これら泥被や泥線は、比較的密封性が低く簡単に壊すことができます。
このことから、活動するための簡単な覆いであるという見方ができます。
ヤマトシロアリは、健全な土壌では普通に見られる昆虫です。
蟻道は乾燥に強い特殊な構造になっています。
このような覆土の中でも密封度が高く比較的硬いものもあり、これらは蟻土や蟻道と呼ばれています。
これら蟻土や蟻道の多くは内部に内皮構造があり、内皮は樹脂のように滑らかで湿気を外へ逃さないような構造になっています。
泥被や泥線に比べて硬く、概ね生活域を覆うものであることから、そのシロアリのコロニーの大きさや活性などを知ることができます。
シロアリはこのように湿気を上手くコントロールできるため、床下を乾燥させれば大丈夫という訳ではありません。
床下換気扇や床下調湿材などの床下湿気関連グッズはあくまで床下の湿気コントロールに対するものであり、上手く活用すれば腐れやカビに対して有効です。
床下の乾燥は、抜本的なシロアリ対策になりませんので注意しましょう。

3.ヤマトシロアリの駆除
ヤマトシロアリは小集団で活動するシロアリであるため、被害状況と生息状況を見極めることが必須です。
被害が大きくてもシロアリが生息していないケースもあれば、被害は殆どないもののシロアリが侵入中であり今後被害が広がると予想されるケースなど千差万別です。
ヤマトシロアリは小集団で活動するシロアリですから、その小集団を駆除することが原則です。。
但し、この小集団が家屋内で複数ある場合が殆どですので、侵入経路と生息状況を調べることが必須となります。
一般的に行われているシロアリ防除薬剤(高濃度殺虫剤)の大量散布は、お住まいの方へ薬剤暴露リスクを向上させるため、お薦めしていません。
必要以上に薬剤を使ってもシロアリ駆除は可能ですが、シロアリの侵入経路や生息箇所をきっちりと調査できていれば、薬剤量は最小限で済み、居住者の方への薬剤暴露を低減させることが可能です。
被害の小さいヤマトシロアリでも、被害を放置し続けると被害は拡大します。
そのためにも早期発見が重要であり、最小限の薬剤量で処理するためにもシロアリ調査が重要です。
そのため、当社ではシロアリ調査を重視しており、知識と技術と経験に加え機械を用いた調査を組み合わせることでシロアリの生息場所を特定します。
また自社で実験を行い、薬剤の特徴を生かせる使い方を研究し、最小限の薬剤量で駆除できるよう日々研究を重ねています。
ヤマトシロアリ駆除についてベイト工法を勧めるシロアリ防除業者がいますが、当社ではお薦めしていません。
これはヤマトシロアリの生態を考慮すれば、ベイト工法は不適であることがわかります。
ヤマトシロアリは集合と分散を繰り返す種類のシロアリで、毒餌剤で駆除できるのはコロニーの一部にしか過ぎません。
そのため駆除できたように見えても、ステーション内に何度も侵入します。
その都度駆除されるため安心のように見えますが、そもそも屋外に生息するシロアリはほとんど家屋内に侵入しません。
これは点検調査管理を主体としている、シロアリフォーラムメンバーの共通認識です。
高額で費用対効果の悪いベイト工法は、過剰なシロアリ対策でしかありません。

4.ヤマトシロアリの予防
ヤマトシロアリは小集団で活動するため、早期に発見すれば僅かな対策で十分対応が可能です。
早期発見するためには、建物の構造が調査し易い構造であることが重要です。
新築時のヤマトシロアリ対策では、物理的な対策と定期的な点検を組み合わせることで薬剤を使わずに予防することが可能です。
薬剤に頼らない新築対策につきましては こちら のページをご参考ください。
薬剤を使った予防であっても一般的な薬剤大量散布の必要はなく、家屋構造とシロアリの行動から処理するポイントを絞ることで対策は可能です。
既築物件の予防についても同様で、家屋構造とシロアリの行動から処理するポイントを絞ることにより薬剤の使用量を最小限にすることができます。
それが居住者の方への薬剤暴露を低減させることが可能で、安全性の高い薬剤と組み合わせることで、安全なシロアリ対策に繋がります。
安全性の高い薬剤を使ったとしても大量に使用すれば安全とは言えないため、当社としてはお薦めできる方法ではありません。


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シロアリが発生してお困りの方、シロアリに対して不安をお持ちの方に対して、シロアリを駆除することで安心をお届けします。
当社のシロアリ対策は、シロアリ防除薬剤の大量散布に頼らず、シロアリの生態に合わせて最小限の薬剤量で駆除し、侵入防止対策を物理的な方法を含めて提案します。
安全なシロアリ防除薬剤を使用するから安全ではなく、安全なシロアリ防除薬剤を必要最小限量使用することにより、シロアリ防除薬剤の暴露リスクを下げることで安全なシロアリ対策をお届けします。

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