対策方法 |
内容 |
長所 |
短所 |
薬剤部分処理
+定期点検管理
(おすすめ) |
シロアリの生息箇所を見極め、部分駆除処理を行います。 |
シロアリ調査結果を踏まえ必要と判断した場合、部分的にシロアリの侵入を防止する措置を取ります。 |
1年を目安に(強制ではなく任意)定期点検を行い、シロアリ侵入の早期発見に努めます。 |
公益社団法人日本しろあり対策協会では認定されていません。 |
|
可能な限り最小限の薬剤量で施工します。
安全を最優先した方法です。
|
定期点検時には保証がありません。 |
薬剤ポイント
処理
(おすすめ) |
シロアリの生息箇所を見極めて部分処理を行います。 |
調査によってシロアリの侵入し易い場所を見極めて、必要最小限の薬剤を処理します(薬剤全面処理の1/5以下の薬量)。 |
公益社団法人日本しろあり対策協会では認定されていません。 |
5年間の責任保証(中間点検を含む)を付帯しています。 |
|
薬剤全面処理よりも少ない薬剤量で施工します。
5年間の責任保証を付帯しています。 |
薬剤部分処理よりも薬剤処理量は多くなります。 |
薬剤全面処理
(化学合成薬剤)
(非推奨) |
化学合成薬剤を使用し、床下の木部や土壌へ散布する方法です。 |
土の中から家屋へ侵入しようとするシロアリを薬剤処理層で侵入阻止する方法で、バリア工法と呼ばれています。 |
公益社団法人日本しろあり対策協会で認められた方法です。 |
|
技術を持たない作業員でも、ある程度の効果が得られます。
損害賠償保険を付帯しています。 |
面積当たりの薬剤投下量が多く、安全性で問題視されています。 |
薬剤全面処理
(天然物薬剤)
(非推奨) |
上記の方法で、化学合成薬剤のかわりに天然物薬剤を用いた方法です。 |
天然物の殆どは公益社団法人日本しろあり対策協会では認められていません(一部、認められている薬剤もあります)。 |
エビデンスのない天然物が殆どとなっています。 |
|
天然物という、精神的な安心感があります。 |
ほとんどの天然物で、詳しい安全性は調べられていません。 |
生物処理 |
シロアリの天敵を利用した方法です。自然界に存在する糸状菌を利用した製剤がありました。 |
公益社団法人日本しろあり対策協会では認定されていません。 |
|
正しい使い方をすれば高い駆除効果が得られます。 |
残効性が短く、取扱に注意が必要です。 |
ベイト工法 |
建物の周囲へ餌となる木の入った容器を埋め、シロアリが容器内へ侵入すればベイト剤(毒餌)によって駆除するといった方法です。 |
維持管理することによって、シロアリの被害から建物を事前に守る工法です。 |
公益社団法人日本しろあり対策協会で認められた方法です。 |
|
薬剤の使用量が極めて低く、また、安全性の高い薬剤が使用されています。 |
ヤマトシロアリでは生態的に合っていない工法で、技術を要します。
施工金額が高額となります。 |
物理的工法 |
物理的にシロアリの侵入を防ぐ方法で、ステンレスメッシュを基礎や配管周りに設置する方法です。 |
公益社団法人日本しろあり対策協会では認定されていません。 |
|
薬剤を使用しません。 |
設置されていない場所から侵入される可能性があります。
施工金額は高額となります。 |