上記の写真は、蟻道内で活動中のヤマトシロアリの様子です。
蟻道内の先頭に活動しているのは、ヤマトシロアリのニンフ(擬蛹)です。
ニンフとは有翅虫(羽アリ)の前段階の階級で、やがて羽アリとなります。
体が職蟻(働きアリ)よりも大きく、腹部が膨らんでいます。
阪神間では3月下旬から4月中旬にかけて、羽化して羽アリとなります。
4月下旬から5月中旬にかけて、羽アリが飛び出します。
シロアリが生息している場合、目安として羽アリの発生が挙げられます。
羽アリは正の走光性(光に集まる性質)により、明るい場所へ出てきます。
翅を落とすと、負の走光性(光を嫌う性質)により隙間へ侵入します。
生育環境が整えば、雌雄が交尾し巣系を形成します。
注意が必要なのは、シロアリが生息しているのに羽アリが発生しない事例です。
床下で羽アリが発生した場合、床下換気口から屋外に出る場合があります。
羽アリの発生は数時間で収まりますので、現認しないと発生がわかりません。
そのためにも早期発見のために、床下の点検調査が重要です。
当社では有料調査で、最適なシロアリ対策を提案します。
シロアリ調査及び対策は こちら からお問い合わせください。
|
上記の写真は、昨年大阪市内の物件で確認されたヤマトシロアリの羽アリです。
ちなみに上記の写真は、4月中旬ユニットバス天井裏で確認された羽アリです。
阪神間では4月下旬から5月中旬の正午前後に発生しますが、例外もあります。
建物の条件によって、発生時期は前後するので注意が必要です。
この物件では、在来浴室をユニットバスにリフォームしています。
土間にはコンクリートを打設していますが、これはシロアリ対策にはなりません。
基礎と土間コンクリート接合部には、隙間がありシロアリの侵入は可能です。
今回のケースでは、シロアリのコロニーは地中です。
シロアリ駆除処理では、地中のコロニーを意識した処理が必須です。
シロアリのコロニーは、薬剤を大量に使用しても駆除できません。
最適な薬剤を用いて、特性を生かすよう処理濃度と処理量が重要となります。
シロアリ駆除は、マニュアルで対応できません。
建物構造も千差万別ですが、シロアリの生息箇所や侵入経路も千差万別です。
シロアリ駆除は、現場での調査結果を元に対策を立案する必要があります。
もちろん安全性にも配慮は必須で、大量散布はリスクしかありません。
当社では、効果と安全の両方を満足させるシロアリ対策を提案します。
ヤマトシロアリ駆除及び対策は こちら からお問い合わせください。
|
上記の写真は、数年前に兵庫県内の物件で確認されたヤマトシロアリの羽アリです。
シロアリの体色は白っぽい色をしていますが、羽アリの体色は黒色となっています。
胸部が黄色又は黒色黒色で、翅の大きさが4枚同じとなっているのが特徴です。
羽アリが発生すると、数時間後には翅を落として隙間などに逃げ込みます。
翅を落とした羽アリがうまくペアリングすると、新たなコロニーを創出します。
翅は切り落とされた後、そのまま残りますので大量の翅が落ちているのも特徴です。
玄関や浴室、洗面などで、大量の翅が落ちている場合はシロアリの羽アリです。
床下で羽アリが発生した場合、畳や壁の隙間から出てきます。
羽アリは光を求めて出てきますので、床下換気口周辺でも見られます。
羽アリが発生すると、市販の殺虫スプレーを用いて噴霧されるケースが殆どです。
殺虫スプレーで羽アリは簡単に致死しますが、注意が必要です。
シロアリのコロニーは他の場所にあり、何千〜万頭も活動中です。
そのためシロアリ調査を行い、侵入経路、被害及び生息範囲を精査します。
シロアリ調査結果から、シロアリ駆除及び対策方法を記した提案書を提出します。
シロアリ駆除は、薬剤の種類や濃度、処理量を最適化することが重要です。
マニュアルで駆除できるほど、シロアリは甘くありません。
羽アリ対策、シロアリ駆除及び対策は こちら からお問い合わせください。
|