上記の写真は、兵庫県内の物件で撮影したアメリカカンザイシロアリ調査した際の様子です。
撮影箇所は小屋裏で、梁でアメリカカンザイシロアリが排出した糞が確認されています。
アメリカカンザイシロアリは、輸入木材から国内に侵入したことが報告されています。
建築材料として使用される木材以外にも、家具や木製調度品も侵入経路です。
アメリカカンザイシロアリ生息家屋では、巣の成熟により有翅虫(羽アリ)が発生します。
羽アリは他のシロアリと同様に、雌雄がペアとなり新たなコロニーを創出します。
高確率で新たなコロニーを創出するのが、アメリカカンザイシロアリの特徴です。
アメリカカンザイシロアリのコロニーは小集団で、数多く形成されるのも特徴です。
アメリカカンザイシロアリ駆除では、このコロニーを一つづつ駆除する必要があります。
そのためアメリカカンザイシロアリの生息場所を調査し、特定することが重要です。
その上で適切な薬剤を使用、使用濃度と使用量を最適化する必要があります。 多くは室内側で処理するため、高濃度や大量使用では薬剤暴露リスクがあります。
アメリカカンザイシロアリの生態を考慮しながら、細心の注意を払う必要があるのです。
当社では自社での薬効試験を通じて、薬剤使用量の最適化を行っています。
シロアリ駆除効果と共に、安心安全を与えるのは当社のシロアリ駆除スタイルです。
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上記の写真は、蟻道内で活動中のヤマトシロアリニンフです。
数年前の冬季に撮影したもので、このニンフは羽アリの前段階の個体です。
このニンフは、職蟻(働き蟻)よりも胴体部分が肥大化しています。
翅芽や翅鞘を有しているのが特徴で、成熟したコロニー内では多く生息しています。
この後翅芽が伸長し、最終脱皮で完全に翅を有した成虫(羽アリ)となります。
阪神間では、4月下旬から5月中旬の正午前後にかけて羽アリが発生します。
集団のごく一部だけが羽アリとなり、集団の全てが羽アリとなる訳ではありません。
羽アリは地上で活動し易いよう、地上に降りたのち翅を切り離します。
翅を切り落とした羽アリは落翅虫と呼ばれ、雌雄がペアリングします。
ペアリングした落翅虫が、生息場所を見つかれば営巣、繁殖するのです。
このように羽アリの発生は、新しいコロニーの創生が主な理由です。
但しそれ以外にも羽アリが発生する理由もあり、生息数調整もその一つです。
これは生息場所と生息数の不均衡になることで、生息数調整を行うのです。
ちなみに羽アリの発生は、何もしなくても数日間で収まります。
羽アリが見なくなっても、シロアリのコロニーは存在し被害は継続されます。
そのためシロアリ調査を実施し、適切な対策を立案することが重要です。
当社では必要最小限の薬剤でシロアリ駆除を行い、安全安心なシロアリ駆除を提供します。
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上記の写真は、ヤマトシロアリ羽アリが群飛する様子です。
阪神間では4月下旬から5月中旬にかけて、ヤマトシロアリ羽アリの発生が見られます。
羽アリは昆虫学上シロアリの成虫で、木を食べるのはシロアリの幼虫です。
シロアリ羽アリの発生は正午前後に発生しますが、数時間で発生は収まります。
シロアリの羽アリは比較的短時間のうちに、体から翅をきり落とします。
翅をつけた状態では、地上で活動し難いことが理由です。
翅を落とした羽アリは、落翅虫と呼ばれ雌雄が対となり隠れる場所を探します。
隠れた場所の環境が良ければ、この雌雄が新たなコロニーを形成します。
ヤマトシロアリの羽アリには正の走光性があり、光に集まります。
そのため、窓際や玄関扉などに大量の翅が落ちているのをよく見かけます。
日中出かけていた場合、帰宅時に大量の翅が確認されたらそれはシロアリです。
シロアリの集団のうち、羽アリになるのは一部でしか過ぎません。
羽アリの発生が収まったからといって、シロアリがいなくなった訳ではありません。
羽アリの発生個所付近に、市販の殺虫スプレーを噴霧する事例をよく見かけます。 薬剤と接触したシロアリは致死しますが、大多数のシロアリは薬剤暴露しません。
そのためシロアリ被害は継続され、被害範囲が広がるケースもあるのです。
シロアリ駆除の基本は、点検調査により侵入経路と生息範囲を把握することです。
シロアリ調査結果を元に、安全で確実なシロアリ対策を立案、提案します。
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