上記の写真は、先月大阪府内の物件で撮影したイエシロアリです。
関西地区では和歌山県沿岸部に、イエシロアリの生息が多く見られます。
近年では大阪湾沿岸部を中心に、イエシロアリの生息が確認されています。
この物件は大阪湾沿岸部から、かなり離れた場所で確認されました。
兵庫県山間部でも確認されていますので、条件が揃えば繁殖は可能でしょう。
この物件では、和室で大きな被害を与えていました。
当社が対応する前に、大工さんが床板に薬剤散布を実施されたそうです。
ちなみに床板では、多くのイエシロアリの死骸が確認されました。
しかし写真のとおり、床下ではイエシロアリが活発に活動していました。
大工さんが使用した薬剤は、ECサイトで購入したネオニコチノイド系薬剤です。
ネオニコチノイド系薬剤の多くは。伝播性効果をアピールしています。
伝播性効果があれば、このイエシロアリは駆除できるはずです。
実際には駆除されていませんので、伝播性はないと言えます。
有効成分は勝手に広がり、伝播性を示すわけではありません。
シロアリの行動を利用して、伝播させることが重要です。
そのためには薬剤の種類、使用濃度と処理量を最適化する必要があります。
当社では自社試験により、薬剤特性と効果発現の実験を行っています。
その結果を現場へフィードバックさせて、駆除技術の向上に努めています。
確実なシロアリ駆除のお問い合わせは こちら からお願いします。
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上記の写真は、シロアリ調査でお伺いした大阪府内の物件で撮影したものです。
配管横に構築されたヤマトシロアリの空中蟻道です。
ハウスビルダーさんの案件で、10年超前にシロアリ調査を実施しています。
他社の保証期間満了に伴い、お施主さまがハウスビルダーさんに相談されました。
ハウスビルダーさんから、薬剤処理ではなく点検調査を薦められました。
それが10年超前で、当社がシロアリ調査を実施しました。
以降定期点検調査をお薦めしたものの、コロナ禍もあり今回の実施となりました。
今回シロアリの侵入を発見した訳ですが、被害は広がっていません。
この空中蟻道の現象は、薬剤処理した物件で見かける傾向があります。
これは残効性はないものの、忌避性がある場合に見られます。
残効性が消失しても、忌避性はより低濃度で発現します。
正しくシロアリ駆除できていない事例で、このような空中蟻道構築が見られます。
薬剤大量散布はシロアリ駆除処理ではありません。
中途半端な薬剤処理では、地中のコロニーを駆除することができません。
地中にコロニーが残れば、残効性の消失に伴い侵入するのです。
シロアリ駆除は徹底的な調査で、侵入経路と生息範囲を特定します。
その上で、適切な方法で処理するのがシロアリ駆除です。
当社では自社試験により、安心安全なシロアリ駆除を提供します。
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上記の写真はシロアリ駆除でお伺いした、兵庫県内の物件で撮影したものです。
薬剤注入により被害部から排出されたアメリカカンザイシロアリの擬職蟻です。
アメリカカンザイシロアリ被害の発見は、糞の堆積から始まります。
数ミリ程度の砂粒を掃除したのに、何度も堆積が確認され気付きます。
アメリカカンザイシロアリは、木材中で坑道をつくり生活しています。
木材を食害しながら坑道を作りますが、糞は一旦坑道内に保管されます。
糞が一杯になると、外部へ押し出すように排出します。
排出は不定期で行われますので、気付くと堆積している状態です。
坑道内に生活していますが、この集団内の生息数は少数です。
イエシロアリやヤマトシロアリのように、大家族で生活していません。
厄介なのが、この家族が家屋内に複数あることです。
またこの家族同士が、必ずしも繋がっている訳ではありません。
それぞれが独立して生活していますので、家族毎に駆除する必要があります。
そのため、生態を考慮し適切な調査方法で場所を特定して駆除しなければなりません。
当社では非破壊シロアリ探知機を用いて精査し、対応しています。
アメリカカンザイシロアリ駆除は、室内側だけではありません。
天井裏や小屋裏まで対応が必要となります。
当社では飼育と自社試験を通じてアメリカカンザイシロアリ対策を行っています。
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