上記の写真は大阪府内の物件で確認されたトビイロケアリです。
毎年6月中旬ごろから、室内でクロアリの相談をいただきます。
クロアリが家屋内に侵入する理由の殆どが、餌を求めるケースです。
特定の種類のクロアリは、壁内に営巣することもあります。
その場合、素人処理では駆除が困難で酷くなってからご相談をいただきます。
家屋侵入種としては、最もルリアリが見られます。
その他、トビイロケアリやトビイロシワアリ、アミメアリやヒメアリなどがあります。
秋の始めには、キイロシロアゲアリの羽アリが大発生します。
晩秋にはサクラアリの羽アリが発生し、よくお問い合わせいただきます。
室内侵入種の多くは、毒餌タイプのアリ用薬剤に見向きもしません。
毒餌に含まれる餌の好みが違うため、毒餌に見向きもしないのです。
殺虫スプレーの噴霧は、活動範囲を広げるためお薦めしません。
クロアリを駆除するためには、種類を特定することが先決です。
その種類から生態を調べ、生態の合わせて駆除対策を立案します。
クロアリのような社会性昆虫は、集団であること認識する必要があります。
見えているクロアリを駆除しても、巣内ではどんどん成虫は羽化します。
巣ごと駆除できるような対策が重要となります。
当社では、クロアリの生態に合わせて駆除処理を実施します。
室内側でも処理を行いますので、安全には最大限注意を払います。
効果と安全を両立したクロアリ駆除は こちら からお問い合わせください。
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上記の写真は大阪府内の物件で確認されたアフリカヒラタキクイムシです。
この虫は外来種で、近年ではほぼこの虫が確認されます。
幼虫が広葉樹系木材に生息し、加害することで被害を与えます。
ラワン合板やシナ合板、タンス等の家具やすのこなどに生息します。
フローリングなどにも被害を与え、小さな孔が確認されます。
その際、小孔付近にきな粉のような木粉が堆積します。
これは幼虫の糞(フラス)で、幼虫が木材を食害した証拠です。
木材中で成虫が羽化すると、外に出るため小孔をあけます。
木材中に溜まったフラスが邪魔なので、小孔から排出し堆積するのです。
問題はこの現象が、室内側だけに起きている訳ではないことです。
上記は壁内の合板で、層に木粉の詰まった部分が観察されます。
室内側と共に壁内側でも、虫孔が確認されることを考慮すべきです。
ネットでは虫孔から薬剤を噴霧すればよいなど、無責任な記載があります。
それでヒラタキクイムシ類は駆除できるほど甘くはありません。
被害が甚大になってから、ご相談をいただく事例が増えています。
ヒラタキクイムシ類は、発生初期での対応が極めて重要です。
初期段階では、数回の処理で終わるケースが殆どです。
甚大になったケースでは、10年以上も対策を継続するケースもあります。
ヒラタキクイムシ類の生態を考慮し、対策を行うことが重要です。
ヒラタキクイムシ類対策については こちら からお問い合わせください。
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上記の写真はウッドデッキで確認されたヤマトシロアリです。
ウッドデッキ被害材に薬剤注入を行ったところ、シロアリが流出しました。
シロアリ被害は家屋だけでなく、外構の木部にも被害を与えます。
シロアリは枯死した木が餌ですので、木材を食害します。
そのため、ウッドデッキもシロアリの餌となります。
近年の家屋はベタ基礎ですので、比較的侵入し難い構造です。
しかしウッドデッキなどの外構は、シロアリは侵入しやすいのです。
シロアリは地中で生活している昆虫です。
外構木部は、地面に接していたり近かったりするため侵入し易いのです。
これら外構木部のシロアリ対策は、加圧注入木材等の使用です。
表面処理する薬剤は、分解揮散しますので得策ではありません。
早期発見が重要となりますので、自己点検やプロの点検が有効です。
初期段階で発見できれば、少量の薬剤でシロアリ駆除が可能です。
薬剤の特性とシロアリの生態を理解していれば、大量散布の必要はありません。
大量散布は費用が高額となりますが、少量処理では低額で対応できます。
デッキに生息しているからといって、家屋に侵入する訳ではありません。
デッキに被害があるからと、床下への薬剤散布を勧める業者がいます。
これはシロアリの生態を理解していない、悪質業者です。
シロアリ対策は床下点検・シロアリ調査を実施した上で、判断するのです。
シロアリ調査及び駆除につきましては こちら からお問い合わせください。
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